令和8年度税制改正大綱概要 ~相続税等における財産評価の適正化について~
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中小企業にとって、M&Aは成長のチャンスを広げたり、事業承継の悩みを解決したりできる“前向きな選択肢”として注目が高まっています。ただし、M&Aは勢いだけで進めてうまくいくものではありません。大切なのは、検討を始める最初の段階で「何のためにM&Aをするのか」を明確にし、その目的を実現するための戦略をしっかり描くことです。ここを曖昧にしたまま走り出すと、後になって方向性のズレが生じ、せっかくのチャンスを活かしきれなくなる可能性があります。
最初に「目的」を固めていないことで、「自社に合わない案件ばかり検討して時間を浪費する」「必要のない事業に高い金額を払ってしまう」「買収後にシナジーが出ず、統合がうまくいかない」「組織文化や業務の違いで現場が混乱する」というような問題が起こってしまいます。
1.「M&Aで何を達成したいのか」を言葉にする
M&Aを検討する際、最初に取り組むべきは目的の言語化です。「売上を伸ばしたい」「会社を大きくしたい」といった抽象的なものではなく、より具体的で測定できる目標に落とし込むことが大切です。
目的の例としては、次のようなものが挙げられます。
– 後継者問題を解決したい
– 自社にない技術や知財を獲得して競争力を高めたい
– 新しい顧客層や販路を広げたい
– 市場シェアを広げたい
これらは、SWOT分析や市場環境の整理を通じて、自社の現状と将来像を客観的に見つめ直すことで、よりクリアに言語化できます。目的が明確になれば、案件選定の軸がぶれず、判断のスピードも精度も格段に高まります。
2.社内の足並みをそろえ、専門家と早めに連携する
目的と戦略は、経営層だけでなく主要部門も巻き込みながら社内で共有し、合意形成を図ることが欠かせません。M&Aは経営だけでなく、現場の業務にも大きな影響を与えるため、社内の理解と協力がなければ、統合フェーズで重大な支障をきたす恐れがあります。また、初期段階から税理士、仲介会社などの専門家と連携することで、より現実的で実行可能な計画に仕上がります。特に税理士は、スキームの選定、資金調達の検討、企業価値評価、PMI(買収後の統合プロセス)の会計処理など、税務・会計の観点から幅広くサポートできる存在です。
3.まとめ
M&Aは企業の未来を左右する大きな決断です。成功のポイントは、最初の段階で「目的」と「戦略」をしっかり固めること。目的と戦略が明確であれば、M&Aは企業にとって大きな成長のチャンスになります。私たちは、その道のりを専門的な知見でしっかりサポートします。
冒頭でもお伝えいたしましたが、大切なのはM&Aを“最後の手段”ではなく“未来を拓くための前向きな選択肢”として捉えることです。税務の専門家、およびM&Aのパートナーとして私たちは、経営者の思いを汲み取りながら、安心して次のステージへ進んでいただけるよう、伴走してまいります。
ご関心がございましたら、ぜひ一度、税理士法人CROSSROADにお気軽にご相談くださいませ。