コラム

M&Aと「事業承継・引継ぎ補助金」の活用

税務

 M&A(エムアンドエー)とは「Mergers and Acquisitions」(合併と買収)の略で資本の移動を伴う企業の合併と買収を指した言葉です。
M&Aは吸収合併・新設合併などの企業の「合併」と、株式譲渡・新株引受・第3者割当増資・株式交換などの手段を通じた会社・事業の「買収」を指します。また、資本提携(資本参加・合弁会社設立など)を含む、企業の経営戦略を指す場合もあります。

1.M&Aの目的
 目的は様々ですが、代表的な3つを紹介いたします。
 ・事業承継などの後継者問題の解決を目的としたもの
 ・従業員の雇用の安定を目的としたもの
 ・投資回収(資金回収)を行うためのイグジット(EXIT)を目的としたもの
 
2.M&Aのメリット

 
3.M&Aのデメリット

 
4.「事業承継・引継ぎ補助金」
 事業承継や事業再編・事業統合を契機とした経営革新等への挑戦や、M&Aによる経営資源の引継ぎを行おうとする中小企業者等を後押しすることとを目的として、2021年9月30日から「事業承継・引継ぎ補助金」の公募が開始されます。
この補助金は次のとおり「経営革新」と「専門家活用」に分かれています。
  
 ①経営革新
 事業承継や事業再編・事業統合等を契機として経営革新等(事業再構築、設備投資、販路開拓等)に取り組む中小企業等を支援する補助金であり、補助対象経費の2分の1以内が補助されます。
  Ⅰ型 経営者交代型:補助上限250万円以内(廃業費は上乗せ200万円以内)
  Ⅱ型 M&A型:補助上限500万円以内(廃業費は上乗せ200万円以内)
 
 ②専門家活用
 M&Aによる経営資源の引継ぎを支援する補助金であり、M&Aに係る専門家に支払う費用など補助対象経費の2分の1以内が補助されます。
  Ⅰ型 買い手支援型:補助上限250万円以内
  Ⅱ型 売り手交代型:補助上限250万円以内(廃業費は上乗せ200万円以内)
 
税理士法人CROSSROADはM&Aのプラットホームに参画しております。
M&Aや補助金を活用した経営革新をお考えの経営者様は、税理士法人CROSSROADに是非ご相談ください!

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