フリーランス新法で企業が気を付けるべきこととは?
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少し前ですが、2022年8月31日(水)に、「令和5年度経済産業省概算要求のPR資料一覧:一般会計」が公表されました
このPR資料には、令和5年度に募集される補助金や中小企業施策について記載されています。
今回は、実施が確定した令和5年度の補助金についてお伝えします。
1.事業再構築補助金
令和5年度も「事業再構築補助金」が募集されます。ただし、新たに令和5年度の予算で実施するのではなく、令和3年度補正予算の残額と令和4年度予備費を活用するとのことで、予算額は7,123億円となっています。
<内容>新型コロナの影響を大きく受けながらも新分野展開、業態転換等の事業再構築に挑戦する中小企業等を支援。
2.ものづくり補助金・持続化補助金・IT導入補助金
これら3つの補助金についても、継続して募集されます。予算額は2,000.6億円となっていますが、令和3年度補正予算で計上した額をそのまま記載しています。令和4年度に消化した予算額も含まれている数字ですので、補助金として交付できる総額は、かなり少なくなる可能性があります。
<内容>設備投資、IT導入、販路開拓等への補助を通じ、中小企業・小規模事業者の生産性向上等に向けた取組を支援。
3.事業承継・引継ぎ等補助金
昨年まで、「事業承継・引継ぎ等補助金」は、「中小企業生産性革命推進事業」(ものづくり補助金・持続化補助金・IT導入補助金)に含まれていましたが、令和5年度は別予算を確保しています。
予算額は20億円と、昨年より3.7億円増額となっています。
<内容>事業承継・引継ぎ後の設備投資や販路開拓、事業戦略に係るコンサル費用等の経営革新にかかる費用について、
「経営革新事業」「専門家活用事業」「廃業・再チャレンジ事業」により支援します。
補助金申請はお早めに
今回の概算要求を見てみると、令和3年度予算を繰り越して活用するものや、令和4年度予算の予備費を活用するという形になっており、令和5年度予算として新たに確保していません。
令和4年度の補正予算案で新たに予算を確保する可能性もありますが、そうでない場合は、現在残っている予算を使い切った段階で補助金の募集が終了します。
令和4年に、どれだけの予算が消化されたのか不明であり、PR資料に掲載されている予算額は消化済みの分も含まれて
います。したがって、各種補助金の申請を検討されている場合は、予算がなくならないうちに早めに申請されることをお勧めします。
補助金の申請については、是非、税理士法人CROSSROADにご相談ください!