資金繰りの余裕を生む「ダイレクト予納制度」のすすめ
会計・税務・経営コンサルティングのご相談は大阪市中央区と東京都港区の税理士法人CROSSROAD(クロスロード)
ファクタリングは資金調達の一つとして注目されているサービスです。基本的な仕組みやメリット・デメリット、注意点などを解説します。
■ファクタリングとは
ファクタリングとは、売掛債権の買い取りサービスのことです。保有している売掛債権をファクタリング業者に売り、現金の支払いを受けます。決済の多くに用いられる売掛金は期日まで現金化できませんが、ファクタリングを利用することで早期に現金が調達できます。また、取引相手の倒産や経営悪化などにより回収不能となることを回避し、貸し倒れ発生リスク低減につなげることもできます。
ファクタリングを使えば売掛金を早期資金化することができ、回収リスクも低減されるため、資金繰りが安定し、経営の健全化が期待できます。
<メリット>
① 資金調達までに時間がかからない
② 業績に関係なく資金調達が可能
③ 審査が柔軟で早い
④ 売掛先企業の倒産リスクを回避できる
⑤ 担保や保証人が不要
⑥ 借入金ではないため、信用情報への影響がない
<デメリット>
① 手数料がかかる
② 売掛先の業績次第で資金調達できないことがある
ファクタリングの審査は、主に売掛先企業の業績や信用を見られます。
■ファクタリングの種類
ファクタリングには、買取型・保証型の2種類があります。
一般的なファクタリング会社が提供しているのは、買取型のファクタリングです。
また、買取型のファクタリングには、「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の2種類の契約方法があります。
<買取型と保証型の違い>
●買取型
主な利用目的・・・・・売掛金の早期資金化
発生コスト ・・・・・手数料
入金のタイミング・・・契約後、最短即日
●保証型
主な利用目的・・・・・売掛金の未回収リスクに備える
発生コスト ・・・・・保証料
入金のタイミング・・・売掛金が回収不能になった後
<2者間と3者間ファクタリングの違い>
●3者間ファクタリング
ファクタリング会社・契約者・売掛先の3社で契約します。
3者間ファクタリングの流れは、以下のとおりです。
① 物・サービスを提供し、売掛金が発生する
② 売掛金の譲渡を通知して、債権譲渡の承諾を得る
③ 3者間でファクタリング契約をして、売掛金をファクタリング会社に売却する
④ ファクタリング会社から売掛金の売却代金が振り込まれる
⑤ 通常の支払期日に売掛先からファクタリング会社に直接送金される
3者間ファクタリングは、売掛先に承諾を得てファクタリング契約をします。
売掛先から承諾を得るまでに数日要してしまうことも多く、すぐに資金が必要な方には向いていません。
その一方で、2者間ファクタリングと比較して、手数料は低く設定されています。
なぜなら、ファクタリング会社が売掛先に債権の存在を直接確認できるため、2者間ファクタリングのような債権が存在しないリスクが低いためです。
●2社間ファクタリング
ファクタリング会社・契約者の2社で契約します。
2者間ファクタリングの流れは、以下のとおりです。
① 物・サービスを提供し、売掛金が発生する
② ファクタリング契約をして、売掛金をファクタリング会社に売却する
③ ファクタリング会社から売掛金の売却代金が振り込まれる
④ 支払期日に売掛先から入金される
⑤ 入金された売掛金をファクタリング会社に送金
2者間ファクタリングの手続きには売掛先が一切関係しません。そのため、ファクタリングを利用することで「売掛先からの信用を失ってしまうのでは」という心配がなく利用できます。
また、「お客様」と「ファクタリング会社」の2者間での契約のため、スピーディーに契約を進めることができ、早ければ当日中に資金調達ができます。そのため、ファクタリングを利用するお客様にとってはメリットである一方、ファクタリング会社からするとリスクが高い取引になります。なぜなら、ファクタリング会社が売掛先に対して売掛金の存在を直接確認することができないため、架空債権や既に他の誰かに売却してしまっている売掛金を買い取ってしまうリスクがあるからです。そのため、3者間ファクタリングと比較して、手数料が高く設定されています。
ファクタリングのご契約をご検討される際は、弊社提携のファクタリング会社をご紹介いたします。
初回は最短6営業日、2回目からは最短2営業日で売掛金の回収が可能です。
税理士法人CROSSROADにお気軽にご相談ください。