経理代行の利用が増えている理由と失敗しない選び方
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中小企業の生産性革命を支援する事業として「中小企業生産性革命推進事業」があります。断続的に行われる大きな制度変更に柔軟に対応できるよう、次の4つの補助金で中小企業・小規模事業者を応援する事業です。
■ものづくり・商業・サービス補助金
中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する補助金です。
現在第18次までの公募が終了していますが、2024年5月経産省にて開催された第16回 産業構造審議会における製造業の政策の方向性の中で当補助金について触れられており、継続して第19次の公募が開始されると見込まれています。
申請枠は第18次と同様に「省力化枠」「製品・サービス高付加価値枠」「グローバル枠」となる見込です。
※同補助金の詳細は当社コラム2024.2.7号に記載
■小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス制度に対応するために、小規模事業者が取り組む販路開拓に対してかかる経費の一部を補助する制度です。「通常枠」「成長・分配強化枠」「新陳代謝枠」の申請枠があります。インボイス特例として、免税事業者からインボイス発行事業者に転換する事業者に対してすべての申請枠で補助上限が一律50万円上乗せ(最大250万円)になります。
補助金を受けられるのは「商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律」で「小規模事業者」と定義される事業者と個人事業主です。業種によって小規模事業者に該当する従業員数が違うなど要件の確認が必要ですが、申請の難易度はさほど高くないことから活用しやすい補助金のひとつとなっています。
次回、第17回の公募が2024年夏頃を目途に始まる見込みです。
■IT導入補助金
IT導入補助金とは、DXの推進や業務効率化のためのITツールを導入する中小企業や小規模事業者等が支援を受けられる補助金制度です。「通常枠」「デジタル化基盤導入枠(インボイス枠)」「セキュリティ対策推進枠」があり、目的に応じて選択します。
様々な業種が申請できますが、資本金や従業員数などによって対象外になる事業者もあります。また、対象となるITツールを導入する前に審査を受けて採択されなければ補助金を受けられませんので、注意が必要です。
■事業承継・引継ぎ補助金
事業承継・引継ぎ補助金は、事業承継を契機として新しい取り組み等を行う中小企業等及び、事業再編、事業統合に伴う経営資源の引継ぎを行う中小企業等を支援する制度です。
設備投資等の新たな取組などの「経営革新枠」、仲介・FA費用等の「専門家活用枠」廃業費用等の「廃業・再チャレンジ枠」があります。「経営革新枠」では、一定の賃上げを実施する事業者を対象に補助金上限を200万円引き上げて支援します。
2024年7月初旬に「専門家活用枠」を対象に第10次の公募要領が開示される予定です。
補助金は政策によって設けられる制度であり恒久的な制度ではありません。
また、補助金を申請する際には、最新の情報を確認し正確な手続きが必要となります。
CROSSROADグループでは、各種補助金の申請代行業務も承っています。
さらに詳しいご説明やご相談は、税理士法人CROSSROADまで、お気軽にお問い合わせください!